キャンピングカーで出来ること

【山でキャンプ】

冬の山は危険がいっぱいなので、キャンピングカーをレンタルしてたまにだけ野外で宿泊するような人にはあんまりお勧めできませんが、 夏ならば住宅とそう変わらない危険度なのでどんどん活用してもオッケーです。 冬に山へ行かれるのはスキーやスノーボード、ソリといった目的でしょうし、衣装や着替えも通常以上に必要としますので、 キャンピングカーでお出掛けしても不便が多くなりそうです。 衣類を収納するスペースは当然ありますが、かさばるスキーウェアを何着も何人分も積んで冬山へと向かい、車内で何度も着替えたり冷え切った身体を横たえて 一晩を過ごすには少しばかり窮屈です。 なのでキャンピングカーを所有していようがレンタル専門だろうが、冬季に山へ向かうことはあんまりないのです。 ですが夏はキャンプシーズンですので、月に1回以上山へと向かう人も多いでしょう。 施設が整っていて着替えくらいを持参すればあとは現地で不自由なく過ごせるようなキャンプ場なら、キャンピングカーでなくても楽しめます。 ですがロッジもテントもない、ここで睡眠したければ自分で寝袋なりを用意してねといった本格的なキャンプですと、キャンピングカー無しでは厳しいです。 未開でこそないけどそんなに親切な設備はない、山のどこかにある空き地で野営をしようとする場合こそ、キャンピングカーは大活躍するのです。

【川でキャンプ】

山の次にキャンプ場として人気があるのは川でしょう。 避暑をかねてキャンピングカーに乗り込み、都会の喧騒を離れて自然豊かなスポットへとキャンプをしに行くのであれば、涼しげな水辺が人気なのも頷けます。 レストランやコンビニエンスストアが1軒も視界に入らない山奥の川辺なら、7月中旬でも8月上旬でもおとなしく座っていれば汗をかかないでしょう。 そんな素敵な川辺で釣りに興じて半日過ごし、捕獲した魚類を焼いたり生で食し、そのまま泊まるのならば最高のバカンスになること間違いありません。 夏のレジャーの定番であるキャンプに釣りをプラスするのですから、満足度は山でのキャンプに勝るという人もいるかもしれません。 とはいえ釣りに興味の無い人だとキャンピングカーで川へ行こうとすることはあまりなく、そのイベントの参加者にフィッシャーが0人なら 選択される可能性はほぼ0、釣り好きが半数以上いなければなかなか選ばれません。 ですが釣りではなく河原でバーベキューをメインに据えているのなら、魚釣りで食材を入手しない前提であれば成立はするでしょう。 キャンピングカーには簡単な調理ができる設備が備わっているものもあるので、カボチャをカットしたりナスを串刺しにするのにも便利です。 冷蔵庫もありますから生肉やイカを腐らすことなくバーベキュー会場へ持ち込むのも容易ですし、ビールも何時間だって冷やせます。

【海でキャンプ】

山が近くになければキャンピングカーでどこへ向かうか、それは海です。 広大な海は山岳に匹敵する大自然さですし、キャンプシーズンである夏に行きたいスポットの上位に入りますから、毎年8月中旬にはキャンピングカーをレンタルして 海辺で2泊するのが恒例行事となっている方もいるでしょう。 海は1人でいく所だ、と単独で向かわれるケースもよくありそうですし、そんなプチイベントにはキャンピングカーが良いお供になるでしょう。 そうした方は旅館やホテルがあるような観光地ではなく人気のない所を好みますから、寝床や食事の準備がかなり重要となるからです。 キャンピングカーさえあれば日が暮れてから使う花火も大量に積み込めますし、スイカ割りに使う西瓜や木製バットも楽々数セット運べます。 簡易キッチンがあれば捕まえたカニやエビを調理することもできますし、お食事の心配はほとんどありませんし飲み物もです。 旅館を使わなくても車中で寝られますから、宿泊代やらのことを考えるとレンタルしてでもキャンピングカーを使ったほうがお得だったりもします。 ただ大人数での海への旅行ですといろいろと大変ですし、思う存分シャワーを使いたいというリクエストも出てきますでしょうから、 限られた設備だけのこの車で全てを解決するのは難しいかもしれません。 気ままな一人旅向けかもしれませんね。

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