【シャワー】
キノコ狩りやバードウォッチングをして日中を過ごすのですから、汗もかきますしシャワーを浴びてサッパリしたい気分に毎晩なります。
川や湖で水浴びをして火照った体をクールダウンするだけでは不十分、清潔な水とシャンプーやボディーソープを駆使してキレイな身体になりたいな、というのが
キャンプ場での大きな願いのひとつになるでしょう。
宿泊施設の充実したところでない限り、日本のキャンプ場では浴場はとっても質素なものしか用意されておらず、その不便さを楽しめる方以外には
概ね不評となっているのはなんとなく想像できるでしょう。
ですがキャンプのプロが所有していたりレンタルするキャンピングカーには、高い割合でその問題を解決する設備があるのです。
自動車の中にシャワールームがある、そんな夢のような話が実在するのです。
さすがに広い浴槽までは滅多にお目にかかれませんが、身長180センチメートルの成人男性が鼻歌を奏でながら身体をゴシゴシしたり、
髪の毛をワシャワシャするだけの空間は準備されていますので、「ふぅ、今日は昨日よりも汗をかいたな、一昨日と同じ位かいたかも。
シャワーでも浴びてサッパリしてから冷蔵庫の中でボクを待っている冷えたビール飲もう」と夜のプラニングをすることもできるでしょう。
あまり大きくないキャンピングカーですとこの設備を削っていることもありますので、もしもレンタカーで利用するのなら要確認です。
【トイレ】
みなさんは普段どんな環境、状況で寛いでいますでしょうか。
きっと少なくはない回答に、「トイレが一番寛げるね、この世で最もリラックスできる空間だよ」というのがあるでしょう。
ほぼ完全に個室で壁に仕切られておりますからプライバシーも守られていて、他の人間に邪魔されずにひとりだけになれるいわば別世界、それがトイレです。
ここで読書に耽れるように雑誌やライトノベルを何冊も常備している歯科医師さんもいるでしょうし、テレビとDVDプレイヤーを設置している設計士さんもいるでしょうし、
便座と扉との距離に関わらずダーツで遊べるように自宅のトイレをリフォームしてしまったキャバ嬢もいるかもしれませんし、
いつでも練習できるようにとギターやマイクをトイレの壁にかけている音楽スクールの生徒さん、あるいは講師さんも良くいるでしょう。
とにかくトイレ(お手洗い)は寛げるスペースなのですが、キャンプ場ではそれ以上に実用的な意味で必要とされることになります。
探せば共用のものがどこかにあるかもしれない、そんな希少な存在ですし自前のキャンピングカーにトイレがあれば本当に心強いでしょう。
市販されていたりレンタルされている全てのキャンピングカーのトイレが備わっているのではありませんが、
ある程度のサイズのものならシャワーもトイレも洗面台も3点セットで用意されているかと思われます。
【テーブル&ソファ】
キャンピングカーは無尽蔵にスペースを提供してはくれませんが、それでも数人で過ごす寛ぎ空間になりがちなテーブルとソファのセット位は
無理なくご用意してくれます。
そこで生活する、何時間も過ごすのですから座る家具がなければ困りますし、座るのならばコーヒーカップやマグカップ、
熱湯の入ったヤカンやワッフルを載せるテーブルも欲しくなりますし、そのほうが落ち着けます。
もっと寛ぎたいのならテーブルのデザインにマッチする自作のポーセラーツの器を用意しても素敵ですし、おやつも柿ピーがあればご満悦でしょう。
テントですとそういったことで愉しめるスペースはありませんが、キャンピングカーには当たり前のようにソファやテーブルがついています。
そんな大きな家具を設置しても大丈夫なのかと疑問視してしうかもしれませんが、キャンピングカー仕様の家具ならばさほど問題にはなりません。
テーブルのメインのパーツは平面の板ですし、あとは支える棒状の脚があるだけです。
この脚が取り外したり折りたためればテーブルはただの板になるわけですから、使わない時は壁に立てかけたり収納スペースに収めれば場所はとらないので、
使用中の外見による印象よりも邪魔度はグッと低いのです。
ソファの方もベッドと兼用すればいいので贅沢すぎる家具とは言えず、むしろ限られた空間を有効利用するのに必須のアイテムでしょう。
昼も夜も寛げるソファ、最高ですね。